2012年4月10日火曜日

千駄堀


小学1年の半ば頃まで、松戸市の常盤平に
住んでいました。

今日は松戸駅での用事が済んだ後、少し足
をのばし、常盤平まで行ってみました。

常盤平は何もない静かなところでしたが、以
前はすぐ近くに、『千駄堀(せんだぼり)』とい
う里山のようなところがあって、父親によく連
れて行かれた記憶が、鮮明に残っています。

千駄堀では、釣りをしたり、シジミ貝をとりに
行ったり、雑木林にカブトムシやら、クワガタ
やらの昆虫を大量に捕まえてきて、友達に
配ったり・・と、その頃の主な遊び場でした。

千葉市に移り、大分生長してから、父親から
「千駄堀は開発により、公園になってしまった
よ。」という話しを聞いて、愕然としたのを憶え
ています。

常盤平に行く機会は、今までに何度もありま
したが、公園に行くことは避けていましたので
35年ぶり位でしょうか。

千駄堀は『21世紀の森と広場』という名前の
都市公園になっていました。

かつての里山のイメージとは、大分違う姿に
なってはいましたが、地元の方々の努力もあ
って辛うじて面影が残っていたので、住宅街
等になるよりは、ずっと良かったのだ・・・と自
分を納得させて、楽しんできました。

不思議なもので、35年間、記憶の底に沈ん
で一度も思い出せかなったことが、一つだけ
よみがえりました。

父親と‘ニラムシ’を釣りに行った場所です。