2012年11月22日木曜日

‘ヤツデ’ テングノウチワ



『ヤツデ』の花が咲いていました。こ
ちらは雑木林に生えていた野生化し
たものですが、昔は庭木として人気
があったようです。

‘葉の形’が‘手の形’に似ているの
で人を招き入れる縁起のいい植物と
して玄関脇等に植える習わしがあり
ました。

モミジの様な葉の切れ込みを数える
と、実際はほとんどの葉が7か9で
奇数が普通です。

縁起樹として‘八’という縁起の良い
数字が当てられたようです。また大
きな手の様にも見えることから魔除
け樹としても利用されていました。

子供の頃から日陰に生えている地味
な植物のイメージがありましたが、そ
う言われてみると友達の家の裏庭に
植えられていたので、実をちぎって
投げて遊んでいたような気がします。

今では、この木を敢えて植えようと
いう人は少ないのではないでしょう
か。

植物にも流行り廃りがあるのですね。